ワン子と怪しい荷物のお話


おはようございます、ワイルドワン子です。

今日はブログらしく、最近あった出来事のお話でもしましょうか。
そう、あれは今朝の出来事だワン……。


お店の前に変な箱が落ちていたんだワン。
怪しいワン。お店の荷物ならこんなところには置いておかないし、かと言って配達物って感じでもなかったワン。
ガムテープで閉じられた無地の段ボール箱で、特におかしなところは見当たらなかったけれど、お店の前にポツンと置いてあるのは不自然だワン。
とはいえ、もしかすると周囲の家やお店の荷物かもしれません。
どうしてワイルドワンの前に置いてあるのかはさておき、よその荷物なら下手に触るのはやめて方がいいワン。
だからワン子はそのままお店に入るつもりだったんですが……。


こいつ動き出したワン!
そう、あれはまるでケースに入れて仕舞っておいた電マやバイブの電源が何かの拍子でONになってしまったときのように、箱の中に入っている「何か」が動いているという感じだったワン。
流石にワン子も心臓が止まるかと思ったワンね。ああいうのをジャンプスケアって呼ぶんだワン。
でも……「中に何が入っているのか」を考え始めると、ワン子はあの箱のことを無視できませんでした。
皆さんご存知の通り、ワン子は元々捨て犬だワン。自分ではあんまり覚えていないけど。
可能性は少ないにせよ、もしもあの箱に捨て犬が閉じ込められていたりしたら……そう思うと素通りは出来なかったワン。
今は冬、日中は多少暖かくても朝と夜は冷え込みます。いくら犬が寒さに強いと言っても、限度があるワン。
お店が開くまではまだ時間がある。今のうちに確認すれば、昔のワン子みたいな捨て犬を助けられるかもしれない。
そう思って、ワン子は箱を閉じているガムテープを破ったんだワン。

※素材出典:触殖ゆう

箱の中に居たのは捨て犬ではなく、「捨て触手」だったんだワン。
そう、これは数多のエロ漫画やAVで「竿役」として酷使されながらも捨てられてしまった、哀れな触手たちだったんだワン。
迂闊にもそんな触手たちが閉じ込められた箱を開けてしまったワン子は、哀れそのヌメヌメとした粘液で覆われたいくつもの触手に捕らえられ、あんな目やこんな目に……

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という夢を見たんだワン。
……いやぁ、今朝起きたときは心臓バクバクだったワン。
え? いやいや、嘘はついてないワン。夢を見たのだって「今朝の出来事」だワン。
まあ、箱の中から触手が出てきたあとは路上であんなことになったり、通行人に見られながらあんな姿になったり色々あって恥ずかしいことになってた気もするけど……まあ、それも夢の話だワン。夢の中なら全部許されるワンね。
「そこを詳しく話せ」? それは……流石にちょっと恥ずかしいワン。
強いて言えば、触手の感触はいつもお店で扱っている「エラストマー製バイブ」に「ローション」を塗った状態によく似ていた気がするワンね。



つまり、ローションをつけたバイブに囲まれれば、あの夢と同じ状況を体験できる……?
……いやいや、「やろうかなぁ」なんて思ってないワンよ。だいたいワン子はそんなにバイブ持ってないワン。
本当本当、疑うなんてセクハラだワンよ。全く……。

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帰りにちょっと買い物していこうかな。