ワン子と学ぶ「フェラチオ」
おはようございます、ワイルドワン子です。
ひとくちに「性行為」と言っても、そこに含まれる行為の種類は驚くほど多種多様だワン。
動物が繁殖のために行う「交尾」を人間の場合は「セックス」と表現しますが、「性行為」の一部であるこの「セックス」でさえも、細分化すると色々な方法が存在するワンね。
体位の違い、目的の違い、道具の違い……中には文化や風習によって「適切/不適切」の区別がされる場合もあって、なかなか複雑な話だワン。
今日はそんな「性行為」の中でも比較的知名度の高いプレイである「フェラチオ」についてお勉強していくワン。
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フェラチオの歴史
まずはじめに「フェラチオ」がどんな行為かおさらいしておくワン。
簡単に言うとフェラチオは「男性器を口に咥えて唇や舌などで愛撫する行為」のことだワンね。
行為そのものの快感に加えて、性器を咥えさせるという視覚的な興奮や支配感から、人気のある性行為と言えるワン。
一見すると男性優位に見える行為ですが、見方を返ると「致命的な弱点をいつでも攻撃できる状態にする」という意味で女性優位なシチュエーションとも考えられるワン。
もしかするとフェラチオは、咥えさせる側と咥える側、両者の関係によってどちらが優位なプレイなのかが変化するという特殊な持ち味があるプレイなのかもしれないワン。
そんなフェラチオですが、現代日本ではよく「フェラチオはもともと風俗嬢でも嫌がる変態行為だった」というような話が語られたりします。
しかし、歴史を遡るとそれは事実でもあり誤りでもある、ということが分かるんだワン。
たとえば古代ギリシャや古代ローマの文献や絵画には、男女や男同士でフェラチオをしている描写が残されています。
ほかにも古代インドで記された世界最古の性愛に関する経典『カーマ・スートラ』でもフェラチオに関する描写があり、その頃にはさほど珍しくない性行為の一種だったんだワンね。
一方、日本でも「尺八」や「雁が音」などの呼び名が残っている通り、古くからフェラチオに相当する口淫の文化は存在しました。
遡ると平安時代の『日本国現報善悪霊異記』という書物には、インドを舞台とした話ですが「子どもを可愛がるあまり母親が息子にフェラチオをする」という描写が出てくるワン。
……これは現代の価値観からしてもだいぶ尖ったシチュエーションだワンね。
また、江戸時代には「射精後の男性器を再び勃起させる技術」として口淫が用いられていたとされ、この頃は特に変態的な行為という扱いは受けていなかったとされています。
有名な四十八手にも「雁が首」という体位があり、これは現代で言うフェラチオとほぼ同じものだワンね。
ほかにも遊女向けの指南書には「口取とは口にて精汁をを吸い取る法なり」とあり、いわゆる「ごっくん」を口取というテクニックとして紹介していたそうです。
ところが、時代を経るにつれていつの間にかこの行為は遊女など仕事で体を売るいわゆる売春婦だけが行うような行為となり、昭和の始まる頃には「恋人に要求しようものなら人道に背く男として糾弾を免れない超絶的な変態行為」というレベルにまで扱いが変わっていたらしいワン……江戸時代から昭和が始まるまでの間に一体なにがあったんだワン? 資料がないから分からないワンね……。
それが戦後、いわゆる「トルコ風呂」などの性風俗産業が発展する中で過激化する風俗嬢のテクニックとして再び認知度が上がっていき、1972年公開のアメリカ映画『ディープ・スロート』をきっかけにドカンと広く知られるようになった……と考えられているワン。
もっとも、この映画内ではフェラチオが「日本の遊女が使う伝統的な性技」として紹介されていたらしく、それはそれでちょっと間違っているワンね……。
その後はアダルトビデオの普及などが影響して、風俗嬢に限らず一般的なカップルの間でも行われるプレイの一種として定着して現在に至る、というわけだワンね。
フェラチオのレパートリー
そんな歴史を辿ってきたフェラチオですが、性技の1つであるフェラチオの中にもさらに色々な種類があるんだワン。
世の中には「戦争と性欲が技術を発展させる」なんて言葉があるように、性欲はそれだけ人々に情熱を与えるんだワンね。こういうエッチなプレイのバリエーションはびっくりするほど多いワン。
たとえば先述の映画タイトルが元になった「ディープスロート」は、男性器を喉の奥まで深く咥えこむフェラチオのことだワン。
当然負担が大きくて苦しいので、熟練した風俗嬢などでもない限りはなかなか出来ないテクニックだワンね。
これを男性側から強制して、咥えさせるのではなく自分から男性器を挿入するような形になると「イラマチオ」になるワンね。
よく間違えている人が居ますが、「イマラチオ」ではなく「イラマチオ」だワンよ。「フェラチオ」とか「マラ」の響きに釣られると間違えやすいワンね。
ちなみにフェラとイラマでは主体になる側が違うことにお気づきかワン?
フェラチオは咥える方が主体、イラマチオは咥えさせる方が主体なので、男性視点だと「フェラチオ」は「されるもの」、「イラマチオ」は「するもの」になるんだワン。
ほかにも、寝ている男性に対して行う「目覚ましフェラ」なんてプレイもあるワンね。文字通り寝ている男性を起こすためにするフェラのことだワン。
男性には「朝勃ち」という朝方の目覚める直前くらいに男性器が勃起する生理現象があるので、そのタイミングだとまさにベストタイミングと言えるワンね。
アダルト系の雑誌なんかだと目覚ましフェラが「理想の起こされ方」なんて書いてあることもあるけど……本当かワン?
前戯として行われることが多いフェラチオですが、後戯として射精直後に行われる「お掃除フェラ」なんかもあるワン。
主にセックスの後、愛液や精液で汚れた男性器を掃除するように行うフェラのことで、どちらかと言えばSMプレイに近い行為と言えるワンね。
こういうシチュエーションで女性器から引き抜いた男性器をすぐにフェラする(させる)行為を「プッシー・トゥ・マウス」、略して「PtoM」なんて呼ぶこともあるワン。
変化球では「セルフフェラ(オートフェラ)」なんて呼ばれるフェラチオも存在するワン。
これは男性が自分自身の男性器を口に入れるフェラチオで、体が柔らかい男性にしか出来ない一種の技と言えるワンね。
自分の股間に顔が届く体の柔らかさ……ぐぎぎ、結構難しくないかワン……? これもまた熟練者にだけ許されたテクニックだワン。
これら以外にも、1人で2人、もしくは2人で1人にフェラチオする「ダブルフェラ」や、目隠しで視界を覆って行う「目隠しフェラ」、セックス中の女性が同時に別の相手にフェラチオも行う「串刺しフェラ」など、フェラチオのバリエーションは多種多様だワン。
奥が深いワン……フェラチオの世界、恐るべし。
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というわけで、今日は性行為の一種である「フェラチオ」について紹介してみたワン。
現代では割と当たり前に行われているプレイですが、結構長い歴史があるんだワンねぇ……
そういえば以前、Twitter(X)を観ていたら「ペニスを母牛の乳房と勘違いした子牛にフェラされて射精する犬」の動画が流れてきたことがあったワンね。
……いや、何を言っているか分からないと思うけど本当にそういう動画が流れてきたんだワン。
あの動画を見たときは、ワン子も頭の中が「?」でいっぱいになったワン……。
でも、確かに口とか舌はえっちだワン。
「やりたいけど相手が居ないよ!」という男性陣は、ぜひワイルドワンの『神フェラ』シリーズを買って疑似体験してみてほしいワンね。
というわけで、今日のところはこの辺りでおしまいにするワン。
また次回のブログでお会いいたしましょう!
わんわんお!
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「バター犬」……? なんでワン子の方を見ながらバター犬の話をするんだワン? セクハラかワン?
……やらないワンよ? バター持ってきてもダメだワン! ダメったらダメだワン~~~!