
【愛液】の用語解説
愛液 あいえき
女性の膣内から分泌される液体
主に性器への刺激を受けたり、女性が性的な興奮状態になったりすると分泌され、性交の際に腟内を保護する潤滑剤の役割を果たす。
そのため、必ずしも「愛液が出ている(俗に「濡れている」と表現される状態)=性的に興奮している」とは限らず、逆に「性的に興奮している=愛液が出る」とも限らない。
主成分は血漿、水、ピリジン、尿素、スクワレン、酢酸、乳酸、アルデヒド、アルコール、ケトン、グリコールであり、女性の体調や食生活、性的興奮の度合いなど複数の要因により量や粘度が変わるなどの細かい変化が起きる。
当然、体質によっても「濡れやすい/濡れにくい」といった傾向があるため、どうしても愛液の量に乏しい場合は、潤滑ゼリーなどを利用することが推奨される。
また、愛液の分泌時には同じく腟内に分泌されるバルトリン腺炎、スキーン腺液、子宮頸管粘液などと混ざることが多く、それらが混ざった状態をひっくるめて「愛液」と呼ぶことが多い。
基本的には無色透明だが、上述の通りほかの粘液と混ざることも多いため、白濁した色に変化することもありえる。
なお、通常の愛液は弱酸性だが精液はアルカリ性であるため、女性が性的な絶頂に近づくなどの要因で精液を迎え入れる準備が整うと、分泌液のバランスが変化してアルカリ性に偏る。
膣液、腟分泌液、ラブジュース、まん汁、よがり水