
【一酸化窒素】の用語解説
人体において血管拡張作用を持つ無機化合物
化学式で表すとNO。単に「酸化窒素」とも呼ぶ。
血管拡張作用を持つため、男性器の海綿体に血液が流れ込むことで起きる「勃起」とは密接な関係にある。
通常、一酸化窒素は性的な興奮を感じると神経から分泌され、男性器の血管を拡張する。
この一酸化窒素が十分に分泌されないと、男性器に流れ込む血液が少なくなるため勃起しにくくなり、勃起不全と呼ばれる状態になるのである。
通常、一酸化窒素は体内でアルギニンから生成される。
アルギニンは直接飲食物などから摂取するほか、シトルリンやアンモニアからも生成・合成されるため、食事の際にそれらの成分を意識して取り入れると、結果的に一酸化窒素の量が増えることになる。
ただし、アルギニンを豊富に摂取したからと言って、勃起不全が必ずしも改善されるとは限らない。
もしも勃起不全に悩んでいるならば、まずは医師に相談して対策を取るのが最善だろう。